チームビルディング チームビルディング

当社が提案するチームビルディングには2つの目的があります。

離職者を減らすチームビルディング

 あなたの会社では上手く新入社員を育てることができていますか?
 あなたは会社での人間関係は上手くいっていますか?
 新卒や中途で入社した社員の方は、活き活きと仕事をしていますか?


厚生労働省が離職者(新卒者のみ)に関する統計データを公表しています。
(新規学卒就職者の学歴別就職後3年以内離職率の推移)

【中卒新卒社員の平均離職率】
1年以内離職率・・・40.0%(平成28年度就職者)
2年以内離職率・・・55.2%(平成27年度就職者)
3年以内離職率・・・67.7%(平成26年就職者)
☆3年以内に10人に6.7人は辞めてしまいます。

【高卒新卒社員の平均離職率】
1年以内離職率・・・17.2%(平成28年度就職者)
2年以内離職率・・・29.7%(平成27年度就職者)
3年以内離職率・・・40.8%(平成26年就職者)

【短大卒新卒社員の平均離職率】
1年以内離職率・・・17.4%(平成28年度就職者)
2年以内離職率・・・30.1%(平成27年度就職者)
3年以内離職率・・・41.3%(平成26年就職者)

【大学卒新卒社員の平均離職率】
1年以内離職率・・・11.3%(平成28年度就職者)
2年以内離職率・・・29.7%(平成27年度就職者)
3年以内離職率・・・32.2%(平成26年就職者)

☆大学卒の離職率は他の学歴に比べると最も低いですが、それでも10人に3人以上が会社を辞めています。

平均すると15%程度の人が1年以内に退職してしまうのです。
最近の若者はゆとり世代などと言われますが、過去のデータをみると離職割合はほとんど変わっていません。
決して一時的な問題ではないのです。

離職率が高いということは、企業側にとっては採用コスト、教育コスト、人事コストなどの明らかな損失であるばかりでなく、人手不足により生産性が損なわれ、他従業員の過重労働を招き次の離職予備軍が生まれてしまうことにもなります。

離職者を減らすにはどうすればよいのでしょうか。

同じ公表データに離職の原因として以下の項目が挙げられています。
 ①思っていた仕事と違った。やりがいがなかった。
 ②給料が低かった。
 ③会社の環境になれなかった。
 ④職場の人間関係がつらい。
この4つが大多数を占めています。

この①、②の原因については、面接の時点でのミスマッチ、企業と就職希望者との相互理解が不十分。
業務内容の説明不足ということになります。
また③、④の原因は入社してからの指導・教育体制、同僚や先輩社員との関係性、職場風土との親和性などに起因しています。

では、原因が分かったとして、どう対処すればよいのでしょうか。

少し話は変わりますが、これらの原因を解決するためのツールとして、当社ではFFS診断 (five factors & stress)をご紹介しています。(FFS理論の詳細は http://www.human-logic.jp/ ) これは簡単な質問に答えるだけで個人の行動や思考の特性(…しがちなこと)、を知るものです。その特性パターンは大きく5つの要素に分類されていて、個人の行動や思考の特性はその組み合わせによって決まるとする理論による診断です。(個人の特性は成年以降ほぼ変化しないものです)

これが離職の原因とどのように関わるかですが、OJTなどの内部教育で指導される側の特性と指導する側の特性の違いによって成果に大きな差が生じます。例えば指導される側が1、2、3、4、5、…と順番に細かく教えてもらいたいと考えている場合、指導する側が要点を絞って1、4、7、8、10と教えても成果は上がりません。それどころか指導される側は『なにも教えてくれない』『相手にされていない』など会社に対して不信感を持ち、かなり早い時期の離職につながります。 反対に指導される側と指導する側の特性が似通っている場合には指導の成果が大きくなる傾向があります。

また、既に在籍している社員の特性の集合体がその職場(チーム)のカルチャー(特性)になっていますから、全く異なる特性を持つ者が入社した場合には非常に居心地が悪く感じられますし。職場(チーム)に馴染めないということになります。これを回避するために、あらかじめ在籍者全員にFFS診断を受けていただき、面接対象者にも受診してもらってから面接を行うことでいままで感覚的に判断していた「この人は社風に合いそうだ」「職場(チーム)に馴染めそうだ」という部分を数字で確認できるようになります。 もちろん人事政策としてマンネリ気味の組織に敢えて異質の人材を加えることはありますが、意図的に行う場合と、たまたまそうなった場合では意味合いが全く異なります。

ここまで新卒・中途採用の短期の離職をテーマにしていましたが、FFS診断を職場の全員に受診していただく事で、離職防止につながる組織改編(チームビルディング)をすることができます。 また診断結果から離職に結びつくような状況にある方を見つけて、事前に対策をとることが可能になります。

以上の内容にご興味を持たれた方、FFSを受診してみたいと思われた方、お気軽にお問合せ下さい。

生産性を高め企業の目標を達成するためのチームビルディング

前項で離職防止のためのツールとして、ご紹介したFFS理論ですが本来はもっと前向きに組織を活性化しより良い成果を導き出すためのツールになります。

このツールによるチームビルディングを導入すると、人と人との関係を最適にして適材適所を実現するので、同じ仕事をするにしてもチーム内にこれまでとはずいぶん違ったムードが醸成され、その結果、成果が眼に見える形で現れて来ます。 チームビルディング導入時の効果として、特に3つのメリットが挙げられます。

① フォーカシング
 チームの課題に対して、メンバーの理解、感情、意識、意欲などがフォーカスされる。バラバラだったエネルギーのベクトルが同じ方向を向くようになり、大きな力が発揮できるようになります。

② モチベーション
 メンバー1人ひとりのやる気が高まります。モチベーションというと、お金や自己実現といった個人の動機づけを考えがちですが、良い構成のチームメンバーには「チームに貢献したい」という貢献意識や、「チームから認められたい」という承認欲求が加わります。そしてこの欲求が充足されることで、飛躍的にチーム全体のモチベーションが高まります。

③ ダイナミズム
 適切な方法で作られていないチームでは、メンバーの能力が十分に共鳴できず、1+1が2あるいは2以下になりチームとしての効果を発揮できないことがあります。この場合、適切なチームビルディングを行うと、メンバー同士の相乗効果が発揮されるようになります。1+1が3にも4にも拡大でき、チームの持つダイナミズムを十分に発揮できるようになります。

適切なチームビルディングがなされると、職位や役職に関係なく、チーム内で個性の違いによる役割分担が自然発生的に生まれます。これまでのFFS理論に基づくチームビルディングの結果では、チームメンバーの職務遂行過程での充実感ならびに遂行結果に対する充足感がともに高くなるという結果も得られています。

例えば、チームメンバーの個性を相互に補完するようなチームビルディングを行なった場合、自然発生的に役割意識が芽生え、問題解決に対する個々のメンバーの強みが発揮され自発的に効率的な役割分担を行う様になります。そして、チーム目標達成に対する参加意識が高くなり、しかもその意識が長期間維持されるという好循環が起こります。

長期のプロジェクトに取り組むチーム、日常業務を効率良く安定してこなせるチーム、短期に結果を出すチームなど目的別のチームを確実に編成することが可能です。FFS理論に基づく個人分析とその組み合わせである組織力分析により、チーム力が可視化されます。一見、平凡なメンバーを集めたチームでも非凡な成果を挙げることが可能になります。

以上の内容にご興味を持たれた方、FFSを受診してみたいと思われた方、お気軽にお問合せ下さい。

FFS理論

「強いチームをつくりたい!」それをFFS理論が実現させます

「FFS理論」とは「Five Factorsnand Stress(5つの因子とストレス)」の頭文字を取った名称。人間関係で発生する問題やシナジーを客観的に把握でき、対策を具体的に提示できる理論

●FFSは実践的。まずは自ら体験してください。

FFSは関係性の理論。自分や他者を理解し「関係性」を知ることで、その課題を解決し、チームや組織の生産性を高めることができます。

●適正検査ではありません。

「FFS理論」は採用試験等で一般的に用いられる「適正検査」とは真逆の発想です。FFS理論の考え方をご覧ください。

●職務適正に疑問があります。

職務に「適正」というのは本当に存在するのでしょうか?営業に向く人、向かない人の違いは?…「適正」の捉え方を考え直してみませんか?

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